部屋住みの身分なので大音量でスピーカーを鳴らすとかはできない。
ちょっと前まではイヤフォンユーザーだった。部屋にいる時はシャワーを浴びる時以外は装着している、という使い方をしていたのが、耳の中が黴びる、というので使うのを止めたのだった。確かに耳垢が増えたような気がするが、黴びたためなのか、それとも単に加齢によるものだけなのかはわからない。
イヤフォンが使えないならヘッドフォンしかないのだが、長時間使っていると頭が痛くなってくるのが難点なのだった。しかたないので、できるだけ軽量かつ安価で丈夫な製品を、ということでSONYの下から2番め位のものを選んでつかっていた。高域がまったく伸びず、かつ低域がこもる、といったいかにも安物という音で、イコライザ必須なのだがどうせPCやラジオにしか繋がないので割り切って使っていた。
2つ使ったところで流石に飽きてしまった事もあってオーテクのちょっとよさそうなものを買い足した。確かに音は良くなったが、ヘッドバンドが固くて側圧が強すぎて、アルバム1枚を聴くのが我慢の限界だった。
次に買うのは、音はともかく装着感の良いものを、ということで店頭で実際に耳に当ててみて選んだのが、同じくオーテクのATH-M50xという製品だったのですね。
値段は2万円と個人的には高額の部類に入ります。位置付けはモニター用ヘッドフォンというもので、オーテクの製品ではハイエンドモデルだとか。ちなみに同じシリーズでM70xというのがあってこちらはフラッグシップモデルだそうだ。うーむ、よくわからん。ニコンのF4とF-801,F5とF100、あるいはTRIOのTS-9xx系とTS-8xx(4xx)の関係みたいなものかしらん。
コジンテキに耳が腐っているので音質についてどうこう言えないのですが、SONYの安物と比べれば確かに解像感は感じられます。無駄にフカしてもっともらしい音にしている、という感じではなく、低域も高域も丁寧に再生しているなあ、という印象ですね。
値段は高いけれど、コードは脱着可能(用途別に3本も付属してきた)だし、耳あても交換できるので、過入力でボイスコイルを切ったり、踏んづけて機械的に壊したりしなければ長く使えそうです。
肝心の装着感は耳全体を覆うため、個人的には痛くならずに使えています。付けたまま朝まで寝たりしたけれど頭が痛くてつらい、等ということにはなりませんでした。
ノートPCに繋いで使っているだけですが、ドライブ能力が気になってきたのでそのうちアンプでも組んで遊んでみようと考えています。
- 2023.12.28 Thursday
- 日々是好日
- 12:58
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- by sakaisatoru